top of page
ジャパニーズ・サイバーパンクの原風景、川崎浮島エリア

01

WANGAN MOMENTS | Scenes

K6 : 湾岸線

K6でしか見られないジャパニーズ・サイバーパンクの原風景

日本の工業を支える湾岸地帯を走る、ルートK6。
大師ジャンクションから浮島ジャンクションまでのわずか数分。
車窓に現れるのは、異世界のような非現実的な光景。

それはまるで人類絶滅後の機械都市のよう。
オレンジ色に輝く製油所、ナトリウム灯に照らされた煙の柱、
何かを警告するかのように点滅する鉄塔の明かり。

ここは、多くの人々が知らない「もうひとつの日本」。
『AKIRA』『攻殻機動隊』『ブレードランナー』——
そんな世界に紛れ込んだような、インダストリアルで詩的な夢幻風景。

未来的でありながら、なぜか懐かしい。
そんな空間に身を委ねるとき、あなたは何を思い感じるのでしょう。

凶悪な超ロングストレートのゴールにあるツバサ橋

02

WANGAN MOMENTS | Scenes

B : 湾岸線

語り継がれる、湾岸Bの凶悪な超ロングストレート。

浮島JCTから大黒PAへと続く

3レーンのロングストレートは多くの若者たちを熱狂させた。

左右に広がる工場地帯の光、そして東京湾の漆黒の水面。

その景色は現実のはずなのに、

まるで異界に踏み込んだように現実感が遠のいていく。

そこには、「走る者だけが目撃できた風景」が、確かにあったのだ。

日常という倒すことのできない敵に鬱屈を抱えた若者たちにとって、
このロングストレートに満ちるヒリヒリとした空気は、
己の命と引き換えに、生を確かめるための戦場だった。

長かったストレートの果てに見えてくるツバサ橋。
それは無理を通し、我を貫いた果てで、
ようやく「生き延びた」という実感を噛みしめるランドマーク。

湾岸線にはそんな夜が、確かに存在していた。

だが、あの時代も今は昔。
スピードギャングたちは走り去り、
この道には、彼らの強烈な“残り香”だけが漂っている。

闇夜の中で強烈なエネルギーを放つ場所、JDM巡礼者が集うの聖地、大黒パーキングエリア

03

WANGAN MOMENTS | Scenes

大黒パーキングエリア

JDM巡礼者が集う、湾岸線の聖地​

横浜ベイブリッジのたもと。湾岸線を走る者なら誰もが知る、特別な場所。
それが湾岸線を象徴する「大黒パーキングエリア(大黒PA)」だ。
ここは、JDMという言葉の壁すら超えたカーカルチャーの“聖地”である。

 

1989年の開業以来、クルマを愛する者たちが四六時中集まり、
思い思いのスタイルでその情熱を表現してきた。
言葉ではなくただ同じ空気を共有するだけで、自然とコミュニティが生まれる。

大黒PAの壮大なロケーションは、

チューンドカー、スーパーカー、クラシックカーといった
多様な車たちを引き立て、そこに集う人々を一段と特別に見せてくれる。

昼と夜で表情を変えるこの場所。
とりわけ夜は、ネオンとヘッドライトが交差する中でエンジン音が響き、
無言の共鳴が交わされる。
それはまるで、都市と機械と人が一体となるインスタレーション。
映画やアニメで見た“あのシーン”が、ここでは現実となる。

SNSや動画でその存在を知った人々が世界中から訪れ再びその光景を発信する。
そうしたカルチャーの循環こそが、大黒PAの本質だ。

しかし近年、訪問者の増加により週末の夜間は封鎖されることも多くなった。
また、徒歩侵入や長時間滞在などモラルハザードも増加傾向にある。
この場所を守れるのは、ここに“惹かれた”私たち自身の意識だ。

——巡礼者として、仲間として。

撮影したくなる町、横浜。その横浜ベイエリアの“顔”をかたちづくる構造美!ベイブリッジ

04

WANGAN MOMENTS | Scenes

B : 横浜ベイブリッジ

撮影したくなる!
横浜ベイエリアの“顔”をかたちづくる構造美!

港ヨコハマを巡れば、どの名所からもその姿が目に入る。
圧倒的なスケール感を持つこの橋は、横浜湾岸の風景全体を象徴的に締めくくる存在だ。

時を選ばず、夜景・夕景・朝焼け・霧景といったあらゆる時間帯で、
ひときわ絵になる被写体として輝きを放つ。
「横浜に来た」と実感できる風景の中でも、もっとも記号性の強い建築物のひとつといえるだろう。

この景観を水上から楽しむナイトクルーズは、
今や横浜を代表する観光体験として定着している。
また、高速道路上でベイブリッジを通過するだけでも、
みなとみらいやふ頭の景観が広がる、特別な時間を味わうことができる。
運転中は視線を逸らせないが、同乗者にとってはまさに**“走る展望台”**ともいえる特権的な場所だ。

構造物としての美しさも際立ち、走行体験自体が、
都市と建築の融合を感じる時間となるだろう。
まさにベイブリッジは、横浜を“港町”たらしめる象徴であり、
他都市にはないスケール感を持つ唯一無二のランドマークだ。

JDMファンなら必ず知ってるGTR。その象徴をチューニングさせたら世界一と言っていいNismoのファクトリー&ギャラリー

05

WANGAN MOMENTS | Scenes

NISMO : 大森ファクトリー

NISMOの聖地「Omori Factory」

人家から離れた湾岸線沿いの工業エリアに、
NISMOが手がける公式ファクトリー兼プロショップ、
**「Omori Factory(大森ファクトリー)」**が存在します。

ここでは、その時々によって展示内容が変わりますが、
NISMOの手でチューンされた GT-R NISMO や
SUPER GTで活躍したレーシングカー、
スカイラインGT-R(BNR32, BCNR33, BNR34)、
フェアレディZ NISMO(Z33, Z34, RZ34) などの名車たちが展示されることもあります。
また、ガラス越しに本物のファクトリー作業の様子を見学することも可能です。

タイミングが合えば、過去のコンプリートカーや希少なレース車両を
間近で目にすることができ、その仕立ての美しさや技術の緻密さを体感できます。

👉 現在の展示車はこちら(NISMO公式)

ただし、訪問にはいくつかの注意点があります:

  • 最寄駅からは徒歩不可、タクシー移動が前提

  • ギャラリーの営業は土日限定

  • グッズショップは土曜日のみ営業

  • 企業施設のため、夏季休暇や年末年始など長期休業あり

つまり、下調べなしでは無駄足になるリスクも高いスポットです。

それでも、以下のような方には“絶対に訪れる価値がある場所”です:

  • GT-Rに特別な思い入れがある

  • NISMOのクラフトマンシップを目に焼き付けたい

  • 精密なモノづくりやエンジニアリングの美しさに魅了される

そんな方に向けて、
私たちはグッズショップが営業する土曜日限定で、現地へ随行するミーティングを行っています。

 

初めて訪れる方でも安心してアクセスできるようサポートしています。

ともあれ、海外からの訪日で、**“ここにしかない日本車文化の核心”**を感じたいなら、Omori Factoryはまさにその答えの一つです。
情報をしっかりチェックして、万全の準備で“聖地巡礼”を楽しんでください。

アメリカ生まれ、日本育ちの独自の車文化を楽しめるMoon Eyes

06

WANGAN MOMENTS | Scenes

MOONEYES Area-1 & MOON Cafe

日本が恋したのは、スクリーン越しに輝いていた60年代のアメリカだった。


なかでも横浜や横須賀は、米軍基地の存在を背景に、最先端のファッションやライフスタイルをいち早く取り入れてきました。
その文化は、本牧という街に今も自然なかたちで息づいています。

MOONEYES Area-1は、アメリカ西海岸スタイルのカーライフとファッションをベースに、
日本で独自に成熟した“横浜流アメリカン”カルチャーを体験できるショップです。
ヴィンテージ感あふれるパーツやグッズ、オリジナルウェアは、車好きでなくとも思わず手に取りたくなる魅力があります。

併設のMOON Cafeでは、ハワイアンミュージックが流れる開放的な空間で、
本牧風にアレンジされたハワイアン&メキシカン料理が楽しめます。
手作りのアップルパイやボリューム満点のハンバーガーは、
“日本のアメリカン・ダイナー文化”の完成形のひとつと言えるでしょう。

ここは、ただの再現ではない。
時間をかけて育まれてきた「憧れの記憶」が、今も生きている場所です。

bottom of page